【上映館情報】
青森県:
青森松竹アムゼ(10月27日~)
群馬県:
シネマテークたかさき(9月22日~)
東京都:
池袋シネマ・ロサ(7月28日~)
アップリンク吉祥寺(7月28日~)
神奈川県:
あつぎのえいがかんkiki(8月4日~)
シネマジャック&ベティ(10月21日~)
愛知県:
ミッドランドスクエアシネマ(10月6日~)
大阪府:
シネ・リーブル梅田(10月6日~)
京都府:
アップリンク京都(10月6日~)
兵庫県:
シネ・リーブル神戸(10月6日~)
広島県:
横川シネマ(近日公開)
シネマ尾道(10月21日~)
福岡県:
KBCシネマ(10月13日~)
沖縄県:
桜坂劇場(近日公開)
民衆の票を守るための
闘いが始まる
Introduction
2017年の軍事クーデターで、独裁者ロバート・ムガベ大統領が辞任し、エメルソン・ムナンガグワを暫定大統領に任命したジンバブエ共和国。映画『プレジデント』は、クーデター後初となる大統領選の行方を現職のムナンガグワに挑戦する野党MDC連合の党首ネルソン・チャミサの姿を通して記録したドキュメンタリー。 監督はユニセフやユネスコのメディア・コンサルタントとしても活躍するデンマーク出身の女性監督カミラ・ニールセン。ジンバブエの新憲法制定に向けた権力闘争を追った前作「Democrats(民主主義者)」(2014年)はトライベッカ国際映画祭で最高賞を受賞するなど高評価を受けた。その続編とも位置付けられる本作は、ジンバブエの、民主化を求める国民と与党の激しい対立を臨場感をもって映し出し、サンダンス国際映画祭でワールドシネマ・ドキュメンタリー審査員特別賞を受賞した。 独裁者ムガベから政権を奪取した際、ジンバブエの軍事指導者たちは、自分たちが支配権を握るのではなく、国民選挙で民主化を確保すると口では約束。独立以来ジンバブエを支配してきた与党を倒すべく、40歳の弁護士であるカリスマ、ネルソン・チャミサは、リチウム、プラチナ、金、ダイヤモンドなど60種類もの鉱物資源があるにもかかわらず、国民は貧困に喘いでいるジンバブエの国を変えようと動く。 何十年もの間、腐敗した政治があらゆる手段を用いて権力にしがみついてきた中、自由で公正、かつ透明な選挙は本当に行われるのか。殺害予告に、銃声と、国内外が注目した選挙戦はさながらサスペンス映画の様相を見せる。民衆が真の民主主義を勝ちとることはできるのか。カミラ・ニールセン監督が前作に引き続き、権力闘争の核心に迫る。 7月28日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
STORY
1980年の独立以来、37年間にわたりジンバブエ共和国の政権を支配していたムガベ大統領がクーデターにより失脚。後継者として同国第3代大統領に就任した与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF党)の代表ムナンガグワは翌2018年に行われる大統領選において「平和で信用できる公正な選挙を行う」と口では公言する。対する野党、民主変革運動(MDC連合)はモーガン・ツァンギライ党首のもと選挙に備えるが、大統領選の4ヶ月前にツァンギライ党首が癌で死去、MDC連合の新党首として若きカリスマと呼ばれるネルソン・チャミサが任命される。変わらぬ支配を目論む与党と、長年の腐敗に疲弊し、国内政治体制の変革を求める民衆に後押しされる野党。多くの国内外のマスコミや国民が注目するなか、国の未来を決める投票が始まるが……。
CAST
ネルソン・チャミサ、エマソン・ダンブゾ・ムナンガグワ、ロバート・ガブリエル・ムガベ、ジャスティス・プリシラ・チグンバ、モーガン・ツァンギライ
STAFF
監督:カミラ・ニールセン
製作:シーネ・ビュレ・ソーレンセン、ジョスリン・バーンズ
製作総指揮:ファンディウェ・ニュートン、ダニー・グラバー
撮影監督:ヘンリック・ボーン・イプセン
編集:イェッペ・ボッドスコフ
2021年/デンマーク・ノルウェー・アメリカ・イギリス/115分/カラー/1.85:1/英語・ショナ語/配給:NEGA
2021 © Final Cut for Real, Louverture Films & Sant & Usant